産後は赤ちゃんに付きっきりなので非常に肉体的疲労、精神的疲労が溜まります。
特に赤ちゃんの世話をする時に前傾姿勢が多いのでこれも姿勢の悪さや身体の痛みにつながりやすいです。
ほとんどの産後のお母さんは肩が前方に入ってます。
いわゆる巻き込み肩で猫背の姿勢です。
必要に応じてストレッチなどもお伝えしてますが骨の位置をきちんと矯正しないといけないです。
この肩甲骨周りの固さや骨の歪みが背中の痛みや腰の痛みにつながってる場合が多いです。
肩甲骨は肩甲胸郭関節と言って胸郭、つまり肋骨に乗ってる状態です。
一部鎖骨、上腕骨と関節してますが、肋骨に乗ってるだけの部分が固まりやすいです。
よく肩甲骨剥がしなどと言うものがありますがやり方を誤ると悪化します。
産後は自律神経の乱れが生じやすく、肩甲骨の高さの胸椎と言う背骨が硬くなる事も肩甲骨周りの硬さに影響しています。
さらに肩甲骨の外側辺りから腰に繋がる広背筋という筋肉も産後の腰痛や産後の背中の痛さを引き起こします。
広背筋は読んで字の如く広い範囲を覆っています。
産後の反り腰の原因にもなり抱っこ紐を多用しているとものすごく固くなります。
産後のケアは肩甲骨周りを含めて全身を調べて悪い所を治療していきます。