頭の歪みが成長発達に悪影響を及ぼすか?
結論から言うとオステオパシー、カイロプラクティック的には悪影響を及ぼすと考えます。
ただ、いくつか説明が必要ですので書いていきます。
まず、頭の歪みが成長発達に悪影響を及ぼすと言うのもありますが、実は頭の固さ、重さ、大きさの方が重要です。
当院では小児オステオパシーを中心とした手技で頭の形を治しますが、この時一次呼吸という骨の動きを正常にして治します。
一次呼吸が正常になると自然治癒力が働いて形が治ります。
一次呼吸は脳呼吸とも言われ脳脊髄液という液体を流します。
この脳脊髄液が脳や神経に栄養を送るので流れが悪いと脳や神経の機能に悪影響が出ます。
一次呼吸はこの脳脊髄液を流すポンプ作用です。
頭蓋骨の一次呼吸が小さいと脳への圧迫が起こり脳の機能の低下、偏りが起こるとオステオパシー、カイロプラクティックでは考えます。
一次呼吸が小さいと脳脊髄液が頭に溜まって循環が悪くなり、頭は固くて、重くて、大きくなってます。
これは大人も同じで過労状態やストレスが強いと頭は固くて、重くて、大きくなってます。
なので、形だけでなく一次呼吸の低下による頭の固さや重さ、大きさが脳の成長発達に影響します。
以前は医者は頭の形は脳の成長発達には影響しないと言ってる人が多かったですが、現在では頭の歪みと脳の機能、成長発達に関係があると言う論文などが沢山出てきています。
重要なのは医者は手技療法家ではないので一次呼吸を感じとる事が出来ません。
なので医者のいう成長発達への悪影響というのは頭の形だけを取り上げて言っている事です。
先ほども書きましたが最も重要なのは頭の固さ、重さ、大きさです。
医者も頭の歪みのある子を多数、長期間調べたデータがないから医者でいうエビデンスがないと言う状態です。なので医者各々の見解という形になってます。
しかし、私は経験上、頭の固さや大きさが正常になるにつれて喋りが遅かった子が喋り出したり、じっとしてられなかった子が落ち着き始めたりなどを沢山経験してるので頭の形や固さと機能、成長発達は関係が深いと確信しています。