産後の骨盤矯正。
産後は骨盤の開きや背骨の歪み、頭蓋骨、仙骨、内臓の膜などなど調べて治療するべき所は山ほどあります。
どこが悪いか全身を検査して治療していきます。
産後の不調を改善するためには骨盤、背骨などの骨や膜組織を調整するのは当然ですが栄養面も影響がある事があります。
特に女性の場合は鉄分のトラブルが多いです。
出産や生理で血を失う事が多いからです。
イライラ、ダルさ、自律神経の不調、メンタル不調などが鉄不足による事もあります。
鉄は神経伝達物質の合成に関わってるのでメンタル面への影響も起こります。
しかし、実際メガビタミン療法や鉄剤なども行った方がよいですが沢山の人を見てきた経験上それだけで治る事は少ないです。
やはり骨や膜組織、など整体的なアプローチをまずしっかり行わないと身体が栄養分をきちんと吸収してくれません。
当たり前の話ですが鉄剤を飲んでも骨盤や骨の歪みは治らないからです。
併用した方が良いというレベルのものです。
鉄不足を調べるには血液検査でフェリチンを測らないといけないです。
一般の血液検査では調べてくれないので、ハッキリとフェリチンを測って下さいと伝えないといけないです。
最近はネットで測定キットを取り寄せて送り返して自分で測れる物もあります。
不定愁訴が強い方はこのフェリチンが一桁の人がいます。
現在の西洋医学では正常値と言われてしまいますが今書いてるのは分子栄養学基準の見方ですので一桁は異常に少ない状態です。
フェリチン50は最低ほしくて、ベストは100です。
よくあるのが患者さんがフェリチンを測りたいと言うとあまり良い顔をしない医者がいます。
つまり、患者さんからフェリチンの話が出ると言う事は患者さんが本なりネットなり自分で調べて考えて行動してると言う事です。
つまりその医者の診断や考えを聞きたいのではなく、ただ測るだけという事が面白くないと感じる医者がいます。
実際にあった例ですが、キチンとフェリチンを教えて下さいと言ってもフェリチンは正常値です、としか言わず数値を教えてくれなかったそうです。そこで後日また行って具体的に数値を聞いたらフェリチン5でした。
典型的な鉄不足です。
しかし、現代の西洋医学では正常値の範囲に入ってるから大丈夫と医者は伝えたのです。
医者の中には自分の考えを主張したいタイプの人もいますので、出来るだけ頭の柔らかそうな相談しやすいそうな医者にお願いすると良いと思います。
しかし、最近では心療内科の先生でもオーソモレキュラーなどを取り入れてるとフェリチンを測って鉄剤を処方してくれる頭の柔らかいお医者さんもいますのでまず電話で相談してみると良いと思います。
どの種類の鉄剤を飲むかも意見の分かれる所ですがキレート鉄は数値が上がりすぎて危ないと言う人がたまにいますが、現実的にフェリチン5の人がキレート鉄を飲んだからと言って急に異常値にはなりません。
例えば4年間毎日キレート鉄を大量に飲んでたらフェリチンが1000を超えてた、だからキレート鉄は危ないというネットの書き込みがあります。
しかし、皆さん冷静に考えてください。
この書き込みおかしくないですか?
まず4年間もキレート鉄を飲んでその間に血液検査を行わない方がおかしいと思いませんか?
そもそもオーソモレキュラーでも何でもフェリチン1000を目指せなんて絶対に言ってません。
理想は100です。
例えば野菜は健康に良いとされてますがあまりに爆量食べ過ぎると高カリウム血症になり身体に悪いです。それと同じです。
つまりキレート鉄でフェリチンが上がりすぎるのが怖いならばこまめに血液検査をすれば良いだけの話です。
お医者の処方の鉄剤でフェリチンが上がれば良いですが変わらない場合はキレート鉄を考えても良いとも思います。