首肩のつらさもまず土台である骨盤、背骨から見ていきます。
しかし、産後の症状に限らず一般的な首肩の治療も全身を調べて治療します。
首こりの原因が股関節にあったり、内臓の周りの膜にあったりなど離れたところから影響する事が多いです。
特に産後の場合、全身の骨の歪みや自律神経の乱れも起きやすいので様々な所から影響します。
産後にしろ、一般的な首肩のつらさにしろ首肩自体を揉んだり、マッサージしたりして治る事は100%ありません。
逆に悪化します、もっと強くもっと強くと押してもらわないと感覚が麻痺して何も感じなくなります。
これは理屈でなくて私が実際この仕事を始めたばかりの頃の院がひたすら押すだけだったので実体験として治らない事を知っています。
その院ではとにかく強く押せとしか言われませんでした。当然、患者さんが治らないので、「どうしたら良いか?」と院長に聞いても「指が弱いからだ、もっと強く押せ」としか言われず全く治せなかったです。
今思えば治らないのも当たり前ですが純粋な当時19才の私は言われた通りひたすら自分の指や体が痛いのを我慢して、これが患者さんのためになると信じて押してました。
その後、さすがにこのままではおかしいと気づき、様々なセミナーに自分で行きオステオパシー、カイロプラクティック、整体、理学療法などを学びきちんとした技術を身につけました。
首肩をきちんと治すためには頭蓋骨の調整も重要です。
クラニアルテクニックと言って頭蓋骨の一次呼吸という動きを正常にする手技療法です。
例えば。首や肩を支配する神経は後頭骨と側頭骨の間から出るのでそこで圧迫が起きていたらクラニアルテクニックで動きを正常にしないと首肩は治りません。
他にも原因となる部位は沢山あるのでどこが悪い部位なのか調べて治療します。