産後の悩みで多いものに腰痛があります。
腰痛と言っても原因は様々ですが産後に特に多いのは仙腸関節のゆるさによる腰痛です。
仙腸関節とは腰の少し下にある骨盤の関節です。
左右両側の腸骨と骨盤の真ん中の仙骨の関節部分です。
いわゆる骨盤の歪みはこの部分で起こります。
一般的に妊娠中は骨盤が開くと言いますがこの時、仙腸関節がゆるくなります。
出産後ホルモンの分泌が変わり徐々に関節が安定してくれば良いのですが人によってはゆるいままになってしまいます。
特に妊娠中にギックリ腰をして原因が仙腸関節の炎症だった場合、非常に腰を痛めやすく、また、治りにくいです。
仙腸関節はギックリ腰を繰り返すと関節の間で炎症がクセになり非常に不安定な状態になります。
触ってみるとブヨブヨとしたゼリー状の様な組織ができている場合もあります。
関節の周りの軟部組織が炎症を繰り返すことによって肥大したものだと思います。
たまに年に３〜４回ギックリ腰を起こすという人がいますがほとんどの場合この仙腸関節のゆるさに原因があります。
産後は赤ちゃんの世話で前傾になる事も多く仙腸関節に負担がかかりやすいので骨の歪みや膜組織の固さなどを整えないといけないです。
産後の骨盤ベルトは多くの方が間違えた付け方を指導されてますので正しい付け方をお伝えしてます。
状態によってはアイシングをしないといけない場合もありますので調べてお伝えしてます。
腰という漢字は月編に要と書きます。月編はにくづきと言い身体を意味します。
つまり腰は身体の要です。
妊娠、出産を期に体調を悪くする方は非常に多いです。
病院や医者では解決しない問題が多いです。
骨の歪みや関節の状態などを詳しく調べて治療していきます。
